変わりゆく「道の駅ふたつい」 その後
高速道路(日沿道)の整備のため、移転を余儀なくされた能代市の「道の駅ふたつい」。新たな道の駅がオープンしたのが2018年7月で、2019年春頃には旧施設が跡形なく撤去されているのを確認していましたが、思うように写真が撮れず8月中旬にようやく充分な撮影ができました。2018年7月初頭までの現地の様子は変わりゆく「道の駅ふたつい」としてまとめてあります。
きみまち歩道橋から探索を開始。きみまち阪側の駐車スペースから坂を登り、向かって左の国道7号を渡ると以前の道の駅へ行くことができました。
歩道橋の上から見た新しい道の駅。下を通る国道7号。
橋を渡った先は旧施設の敷地の上段側で、売店やレストランが入った総合観光センター、観光案内所、歴史資料館がありました。
総合観光センター跡地の正面側。国道7号の「きみまちトンネル」坑口の上部が見えます。
上段奥側から見た歩道橋側。
下段には産直センターとトイレがありました。現在は付近で高速道路のトンネル工事が行われ、工事車両の出入りが多くなっています。旧施設の敷地はまだ立入禁止ではないため一般車両が入ってくることもあります。
トイレは1980年代末の「ふるさと創生事業」で交付された1億円で建設された「1億円トイレ」として知られていました。
下段奥側のトンネル工事現場入口。作業が行われる日は頻繁に大型ダンプが往来します。
跡地の写真ばかりでは寂しいので新施設にも少し触れます。これは2019年7月下旬の写真でオープン一周年の横断幕が掲げられていました。
旧施設からそのまま移設された赤い丸ポスト。
歴史資料館の展示品も施設内で公開されていますが、その中でも目玉と言えるのが旧二ツ井町内で発見された埋もれ木。樹齢800年を超す杉が960年頃に倒れて埋没し、好条件の下で腐らずに1981年に発掘されたというもので大胆にもガラス張りの床下に展示されています。