変わりゆく「道の駅ふたつい」
日沿道小繋ICの用地となるため施設の場所そのものが移転の対象となった能代市二ツ井町の「道の駅ふたつい」。新施設は2018年7月8日から利用可能となり、その以前からそれまでの道の駅の各施設は順次営業を終了していき寂寥感が漂っていた。IC工事によってすっかり様変わりする前の現地の様子をここに留めていきたい。
2018/7/1
売店やレストランが入り中核施設だった二ツ井総合観光センターは5月20日に営業終了。赤く塗られた丸ポストが目を引いていた。
営業していた観光案内所。郷土の歴史資料館だった建物は屋根の錆付きが痛々しい。
下段の産直センターは6月末で閉店した。向かって右側には「ふるさと創生事業」で交付された1億円で建設されたというリフレッシュトイレがある。
国道7号と県道322号を渡る「きみまち歩道橋」。いずれの写真も北秋田市方面を向いており、旧道の駅は左側で(標識から道の駅の案内は消されている)交差点を挟んだ向かい側に新道の駅が建設された。歩道橋は2003年に供用、旧道の駅から桜の名所である「きみまち阪」方面へ向かうのに便利でありその為に造られたと言えるが、道の駅が移転し道路が変化するとなれば撤去は免れられまい。古くもなく上からの視界も良好なだけにこのまま失われるのは勿体無い。
2018/5/14
総合観光センターが閉店前、最後の訪問となった。東側の山は切り崩され、コンクリート構造物が配置されていた。奥には以前テニスコートや遊具が設置されていたが写真を撮ることなく終わった。近いうち旧施設の敷地は工事現場に呑み込まれ、影も形も無くなるだろう。
2015/3/28
遡ること3年。移転計画を知り、初めてこの場所を撮影した。すぐには変わることはないだろうと思っていたが、あっと言う間に月日は流れてしまった。
歩道橋の外観。観光地へのアクセス路としての側面が強いこともあり、単なる歩道橋とは趣が違う。
後に路面の矢印は書き直され、トンネル情報板が新設された。トンネルは「きみまちトンネル」で、きみまち阪の下を通り抜ける。