ブサかわ犬「わさお」&美ノ捨
2018年も12月に入り本格的な冬の到来を控えた頃、青森県鰺ヶ沢町の名物犬「わさお」に会いに行ってきました。今回の訪問は2017年10月以来、3度目。わさおを拾い面倒を見てきた菊谷節子さんは2017年11月30日に亡くなりその後が気になっていました。
過去の記事 「わさお」の写真も併せてご覧ください。
わさおが待つ「きくや商店」。
店の前で睨みを利かせる番猫(?)。
犬小屋の屋根は重厚なものに変わっていました。娘の「ちょめ」はこの日は不在で会うことがでませんでした。
新しい説明板。
丁度わさおの妻「つばき」が散歩へ出掛け、一匹だけになったわさお。
数分後つばきが戻り、今度はわさおが散歩へ出掛けますが、やはりすぐに帰ってきました。
歩行者の集団が近くを通ると2匹とも興奮した様子に。すぐに収まりますが、その後つばきが物陰に隠れてしまいそこでじっとしていました。
わさおも余り動かなくなったのでじっくりと撮影。
「ブサかわ犬」として世間に知れ渡ってから早10年、彼は今や老犬の域に達していると言えるでしょう。
わさおの小屋の横は海岸が見渡せ、なかなか気持ちが良い場所です。
余談ですが、ここの住所は「美ノ捨(みのすて)」と言います。「美」に「捨てる」と書く場所に「不細工だがかわいい犬」が居るという訳です。わさおが幾ら有名になろうとも、この地名に焦点が当てられることは無いようです。
商店前のJR五能線の跨線橋は「美濃捨橋」。アーチ型の水管橋が寄り添います。
この道路は国道101号で、2016年に開通した津軽自動車道で迂回が可能。
帰る途中、赤石川に架かる基橋の上から撮った雪化粧の岩木山。勇壮な山容はまさに地域のシンボルと呼ぶに相応しく、快晴下でより一層魅力的に映ります。しかし眼下の川には力尽きた無数の鮭(白く見える物)が沈んでおり、自然の雄大さと儚さを同時に見るようでした。